美容コラム

【美肌×睡眠】睡眠不足が肌荒れに繋がる「本当の理由」

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いつもお肌がごわついていたり、くすみが気になったり。こうした肌荒れは、食生活の乱れや運動不足、ストレス、そして特に「睡眠の質の低下」によって引き起こされるものです。

高い化粧品や美容グッズなど、様々なものを試しても、あまりよい成果が出なかった方は、もしかしたら睡眠の質が低下している可能性があります。長く寝ていればよいというわけではないのです。

今回は、Flura代表、ナイトケアアドバイザー・パーソナルボディトレーナーでもある小林麻利子が、睡眠不足が肌荒れに繋がる理由をご説明します。

 

理由1:成長ホルモンがきちんと分泌されていない

睡眠の質が悪ければ、美肌に必要な成長ホルモンがきちんと分泌されていない可能性があります。脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは、成長作用とたんぱく質合成を促進する同化作用があり、肌にとっては肌の細胞分裂を促すとても重要な内分泌系です。

これは睡眠中に多く分泌されるものですが、成長ホルモン濃度は、第一睡眠周期(寝はじめ1時間半)の徐波睡眠期(深い睡眠)に最大の分泌量を示すため、深い睡眠がとれていなければ、成長ホルモン分泌不足の可能性が考えられます。

寝始めてから3時間以内の中途覚醒や朝方に目が覚めてしまう早朝覚醒の経験があったり、いつも就寝時刻が定まらないという方は、成長ホルモンの分泌不足が考えられます。

 

理由2:エストロゲンの分泌が少ない

女性の美しさを作る女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少ない可能性があります。心配事や度重なるストレスで熟眠感がない日が続いたり、リラックスできない状況が続き、自律神経バランスが崩れている方は、まずホルモンの司令塔である脳下垂体の働きを鈍らせてしまう可能性があります。

すると、脳から卵巣への伝達がうまくいかず、卵巣から分泌するエストロゲンの分泌が低下してしまうことに繋がり、結果、肌の弾力性が崩れ、乾燥肌になりやすくなります。

ちなみに、エストロゲンが多ければよいわけではなく、むしろ肌荒れの原因になったり、子宮や卵巣疾患の可能性が高くなるので注意が必要です。

 

理由3:テストステロンの分泌が多い

エストロゲンの分泌が少ない場合、同時に男性ホルモンのテストステロンの分泌が多いケースも考えられます。睡眠不足やストレス、自律神経の乱れなどでテストステロンの分泌が多くなると、皮脂の過剰分泌により毛穴が角栓で詰まって、そこに皮脂が溜まってしまい、吹き出物に繋がりやすくなります。

女性ホルモンの分泌が少ない方にも当てはまりますが、基礎体温をはかったときに低温期と高温期の差が無かったり(無排卵)、食生活の乱れや高ストレスを感じる方は該当するかもしれません。

とはいえ、テストステロンは、健康維持のために女性にとって重要なものです。基準値より高いか低いかは産婦人科の血液検査でわかるので、一度はかってみるのもいいですね。

 

理由4:免疫機能の低下

異物や刺激から守るバリア機能が低下している可能性があります。私たちの体には、細菌やウイルスから体を守る免疫機能がありますが、肌にも存在しています。

例えば、表皮上層にあるランゲルハンス細胞は、肌のバリア機能を作る働きを持つ細胞で、トラブル肌の原因となる細菌やウイルスなどの異物を攻撃したり、外部刺激の過剰な反応を沈静化(自己防衛機能)させる作用があります。

しかし、睡眠不足や加齢、乾燥、紫外線により肌の血行が悪くなると、免疫機能を担う細胞の働きも悪くなり、外部刺激に対抗するだけの力を持てなくなり、炎症反応として、シミやシワなどに繋がってしまうのです。

 

皆さんが睡眠不足は肌に良くないとわかってはいるけれど、すぐに行動に移せないのは、睡眠が本当の意味でお肌に必要なものであると腑に落ちていないからでしょう。上記の理論により、睡眠不足が肌荒れに直結するということをご理解できたのではないでしょうか? 次回は、あなたの肌荒れは、「睡眠不足からくる肌荒れ」かチェックする方法をご紹介します。お楽しみに。






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