美容コラム

短時間睡眠者に注意喚起!「睡眠不足が体に悪い」基礎知識

くじゃくのストレッチ

今や5人に1人が睡眠に課題を抱える時代。しかし、寝不足は当たり前であり、改善することは不可能であると認識されることが多い状況です。

日本では、遅くまで残業をし、朝早くに出勤をする、日本独特のど根性精神が良しとされてきました。しかし、睡眠時間の短縮に繋がり、それが様々な疾患に通じていることは言うまでもありません。今回は、ナイトケアアドバイザー・パーソナルボディトレーナーの小林麻利子が、良くないとわかってはいるけれど、なかなか行動を起こせない方のための注意喚起として、睡眠不足の体への影響を記します。

 

睡眠時間は6時間半~8時間未満

成人で、健康に支障をきたさない睡眠時間は6時間半~8時間未満です。(米国100万人以上の追跡調査より[Kripke.D,F.,Arch Gen Psy-chiatry,2002])しかし、どのくらいの方が守れているでしょうか?

多くは自由な時間が作れず、睡眠時間が6時間未満となっているようです。Fluraにお通いの20代~50代までの主婦や仕事をされている女性の多くも、6時間未満でありました。(レッスン開始前の睡眠時間)

「時間を短縮するのは無理」だと考える方はもちろん多いことでしょう。しかし、体に何も支障が出ていない方であれば問題ありませんが、寝起きや寝入りが困難であることはもちろん、頭痛や生理痛、便秘、肥満、イライラなど、なんらかの症状が体に出ている方は、薬や食事改善を行う前に、一度ご自身の睡眠について本格的に取り組んで頂く必要があります。

事実、先述のFluraの睡眠時間6時間未満の生徒さんのほとんどに、体に何らかの不調がでていたのです。

 

不眠患者は別の医療的治療にかかりやすい

WHOの1995年の国際共同研究で、不眠患者の2人に1人が1年以内に睡眠障害「以外」の疾患で医療的治療にかかっていることが明らかになりました。[Ustun,T.,Sartorius N,1995] 睡眠不足は、神経免疫をはじめ、自律神経や内分泌系など様々な体の機能に影響が出ることはもはや常識です。

20代のあなたには必ず60代70代のあなたに繋がります。今は問題なくても、いずれそうならないために、何ができるか考えてみる必要がありますね。

 

睡眠不足の脳への影響

人間の睡眠は、極度に発達した脳を効率的に休息させるよう進化してきました。人間の脳はなかでも認知機能を司る前頭連合野や感覚の処理や運動を司る頭頂連合野が発達していますが、睡眠不足になると、これらの脳機能がまず低下します。

そのため、イライラや不安感が日々募りやすかったり、感情的になり論理的な思考ができない方は前頭連合野がうまく働いていない可能性があります。

その他、脳機能の低下により、アルツハイマー型認知症リスク増大、集中力、注意維持の困難、感情抑制の困難、意欲の低下、自己評価の低下、思考力低下、うつ発症リスク増大、自殺者の増加などが考えられます。思い当たるものがある方は要注意です。

 

睡眠不足の体への影響

コロンビア大学の疫学調査では、32~59歳の男女8000名以上を対象にした研究で7時間~9時間の睡眠時間の方に比べ4時間以下の睡眠者では肥満率が73%も多く、5時間の睡眠者では肥満率が50%も高いという結果があります。[James,E.,Sleep,2005]

またご存知の通り、睡眠不足患者は、食欲亢進ホルモンである血中グレリンが増加し、食欲抑制ホルモンであるレプチンが減少することが分かっています。[Taheri,S.,PLoSs Med,2004]止まらない食欲にお困りの方は、もしかしたら睡眠不足かもしれませんね。

それ以外にも、高血圧の発症危険度上昇、ウイルス感染の危険度上昇、Ⅱ型糖尿病発症危険度上昇、機能性便秘など様々な体への影響が考えられます。風邪をひきやすい方や便秘がなかなか解消されない方は、食生活改善も重要ですが、その前に睡眠不足を改めることを強くおすすめします。

 

睡眠不足が解消したらこんなにいいことが

わかりやすく、以下のようにまとめてみました。女性にとっては、肌ツヤやボディプロポーションの維持は不可欠ですね。また、恋愛や仕事といった日常生活においても良い作用が生まれます。

夜のうっとり美容の図解画像

 

睡眠時間の設定方法

『Flura美容コラム』過去記事「時間設定するだけ!「逆算美容」で快眠と不調の予防策」でもご紹介した逆算美容を用いて睡眠時間を設定してみてください。ご自身の最適な睡眠時間は、いつもの時間に就寝し、目覚まし時計を使わずに自然に目覚めることができるその時刻を調べたらよいだけなので、土日を使って探ってみてはいかがでしょうか。

平日にその時間が確保できないのであれば、そもそも仕事のしすぎではないか、働き方を変えられないか自問してみてください。時間は、どんな方にも平等に存在するもの。それをどのように使うかはあなた次第です。

 

睡眠不足が解消したら、世界が違ってみえるほど、よい1日をスタートすることができます。できないのではなく、やるのです。それがあなたの未来を作っているのですから。(Flura代表 小林麻利子

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