美容コラム

梅雨だけが原因ではない!●●ケアで「イライラや憂鬱、やる気低下」を克服

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ヒトは、サルなど他の動物と比べ、論理的な考え方や、感情のコントロール、意欲ややる気を引き出す機能を持つ「前頭連合野」が特異的に発達しています。仕事や試験などで、ここぞ!という時に十分に気合いを入れたい時も、この前頭連合野が働いていれば成果を出すことができるものです。

でもなんだか最近、前頭連合野がきちんと働いていない方が多いようです。イライラしやすくなったり、人と衝突しやすくなったり、意欲がなくなっていたり。大事なプレゼンなのに言いたいことを全て言えなかった、なんだかイライラして他人に当たってしまうことが増えた、感情的になってしまうことが多くなった・・・・等、もしあなたが最近、このような状況にあるのれあれば、もしかしたら前頭連合野の働きが鈍くなっているかもしれません。

そこで今回は、Flura代表、ナイトケアアドバイザー・パーソナルボディ―トレーナーの小林麻利子がその原因を解決します!

 

前頭連合野は睡眠不足で働きが鈍る

睡眠は、脳や体の機能を正常に保つために、脳や体の疲労回復や機能修繕のために必要なもの。他の動物種と比べ、極端に発達を示したヒトの前頭連合野は、様々な環境や人間関係に対応するべく日中酷使されているので、睡眠中は特に休息する必要のある部位です。

では、長く寝れば良い・・・と、単純に考えたくなりますが(もちろん睡眠時間の確保は必要)、実はそれだけでは不十分であるのです。

徐波睡眠を出現させる必要がある

ノンレム睡眠には、睡眠段階1~睡眠段階4の階層があり、レム睡眠と合わせて約90分~100分周期で4~5回ほど繰り返しながら浅くなっていきます。そんな睡眠の中でも、前頭連合野をしっかり休息させることができるのは、睡眠段階3や4といった徐波睡眠中です。

そのため、ノンレム睡眠の中で最も深い徐波睡眠が出現されないような状況が続くと、前頭連合野を休息させることができずに、日中のパフォーマンスが落ちたり、感情のコントロールができなくなったりする可能性があるのです。

徐波睡眠は全ての方に出現するわけではない

どんな方でも夜は眠ります。そして、当たり前のように、レム睡眠とノンレム睡眠が繰り返されると考えていらっしゃるのではないでしょうか。しかし、全ての方に深いノンレム睡眠(=徐波睡眠)が出現するわけではないことを忘れてはなりません。

もしあなたが、日中に強い眠気を感じたり、朝の寝起きが悪かったり、中途覚醒や早朝覚醒などで途中で目覚めてしまう方は要注意!生活習慣でいうと、以下のものが2つ以上あてはまる方は、寝始めてから90分(第一睡眠周期)に徐波睡眠が出現していない可能性があります。特に★マークがついているものが当てはまった方は今すぐ改善を試みる必要があります。

□★20分以上の昼寝(夕寝)を15時以降にしている。

□歩く頻度が少ない。

□★運動の機会がない。

□★思考活動が少ない。

□寝る前に筋トレをしている。

□午前中に窓際にいなかったり、外出していない。

□日中オフィスに光が入らない。

□3食同じ時刻に食事を摂取していない。

□21時以降に夕食を食べている。

□シャワーのみで過ごす。

□就寝2時間以上前に入浴をしている。

□就寝直前に入浴をしている。

□夜はスマホやTVを見てしまう。

□夜でも照明を普通につけている。

□★寝る前、リラックスする時間を確保していない。

 

交感神経系の夜間休息

日中の活動に課題がある方は、睡眠の質の問題以外に、夜間の自律神経系の乱れも考えられます。

体温や血圧などの制御に関わる心臓の自律神経系においては、昼間は交感神経系が、夜間は副交感神経系が優位になる概日リズムを示しています。また、昼間は仕事や家事などで効率よく脳や筋肉を働かせるためにもで交感神経系を強く刺激する必要がありますね。そのためにも、睡眠や寝る前の過ごし方で、交感神経系を休息させることが必要となります。

しかし、夜遅くまでPCやスマホなどの電子機器の利用や、明るい場所での運動などで交感神経系が優位に働いてしまうと、寝る前に交感神経系が休息されないことに。運動は体にいいから・・・と思って実践されている方もいらっしゃると思いますが、実は、体にとってはNG。

こういった状況では、昼間にきちんと交感神経系が働かず、なんだかエンジンがかからない・・・といったことに繋がりやすくなるのです。ご自身はリフレッシュのためと思って行ったことでも、肝心の自律神経バランスの乱れに繋がってしまい、ここぞという時にやる気がでないといった現象に繋がってしまいます。

 

梅雨入りし、なんだかどんより重い空。気分が滅入ってしまって、何事も積極的に活動することができない時もあるでしょう。そんな時こそ、日中の運動量を増やしてみたり、資格の勉強に励んでみたりと、脳と体をフル稼働させることで、夜間の徐波の出現を増やすことができます。

そうすることで、重苦しい季節でも、朝から爽快に何事にも「気合い」をもって、取り組むことができますよ。






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